ミステリと言う勿れ 12巻 感想

ミステリと言う勿(なか)れ 12巻を読みました。
それでは、ネタバレ込みで感想を。

今回は「教訓みたいなもの」が多めで読み応えありましたね。
ちょっと発刊のペースを落として、作家さん本来の実力を取り戻してきたかなという印象。

私に刺さったのは、「初心を忘れるな」というのは「頑固になれということではない」ってこと。
一つの考え方を守るために意固地になっても誰も得しない。

そもそも人間は矛盾を飲み込まないと前に進めないのだから、フレキシブルにその場その場で考えを改めながらやっていけば良いわけで。

ただし、当初持っていたはずの「謙虚さ」とか「動機づけ」を忘れると自分が苦労する。

だから「初心を忘れるな」というのは本来、そういう意味で使うべきなんでしょうね。

そういう意味で、ちょっと浮足立ちそうな作者さん(ドラマ化とかで忙しくて)が「初心を取り戻した」感のある一冊に仕上がったと思います。

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